【名古屋大学生が語る受験の本音】2. 僕の勉強の軌跡

2. 僕の勉強の軌跡

 この本を書いている僕は「受験を頑張る人」と「受験を頑張らない人」のどっち側だったかというと、もちろん前者です。受験の高校3年生のほとんどを勉強に充てたタイプの人間です。

  高校は愛知県立春日井高校。偏差値は61。春日井市内ではトップの高校ではありますが、名古屋市に出ると真ん中くらいの学力で、決してハイレベルな高校ではありません。名古屋大学に進学する人は毎年学年で上から5~10人ほど。文系、理系半々くらいで、国公立進学者は1学年320人のうち、100人ほど(僕の卒業した2012年の時の情報)。残りは私立に進学し、専門学校に進学するのが2,3名ほどの進学校です。

 そんな学校にいた僕がなぜ名古屋大学に受かったのか。そもそもなんで名古屋大学を受けようと思ったのか、その合格の裏には何があるのかをお伝えします。

  また高校にいてはわからない大学の実態を示そうと思います。これを知れば受験の考え方、勉強に対する考え方が少しでも変わるのではないかと思っています。僕の勉強の変遷からさかのぼり、高校受験にどう向き合い、高校に進学してからどう勉強し、迎えた大学受験の3年生をどう過ごしたのか。それをここに記します。

 僕がここに記すのは、勉強の仕方でもなく、解き方でもありません。
勉強に対する向き合い方であり、勉強の考え方であり、その姿勢であり、理由であり、一番根本のマインドの部分です。学校ではこの部分を教えてくれません。最初から勉強するのが当たり前のごとく始まり、勉強の仕方と内容だけ教えられる。なぜ勉強しなきゃ行けないのか、勉強がなにに役立つのか、何のために必要なのかを教えてくれません。

  本来はそれが最重要なはずなのです。なぜならなんでやった方がいいのかがわかっていれば子供でもちゃんとやっているはずだからです。それを高校生になった今でも理解していないままであるならば、受験にモチベーションがあがらないのは当然のことで、せめることではありません。ただ、勉強の「捉え方」を変えれば、見方が変わって、面白くなるかもしれない。そう思えるようになる人が増えていただければ幸いです。

 

 そのためには順に僕の生まれたときからの環境と僕がどんな生徒だったか、それがどう受験とつながっていくかを見ていく必要があります。次の章から僕の小さい頃からの生活を振り返っていきます。僕はみんな特別才能もがあるわけでもないし、同じような生活をしているのだからぶっちゃけ誰でも名大にも受かると思っています。そのヒントが僕の生きてきた経験の中にあるかもしれない。それを見つけることができたら、なにかわかるかもしれません。